【さ】
・サイレンス[妖魔]
IRPO唯一の妖魔隊員。本名不明。モデルは蝶。
コードネームのサイレンスはもちろん英語のsilenceから。本人も言ってる通りとっても静か。つーかまったくしゃべらない。
その代わり、オーンブルで出会う影はこれでもかってくらいしゃべりまくる。いいの? 捜査内容しゃべっちゃって。そういうのって普通守秘義務があるんじゃ……。
しかも仕事ほったらかして仲間になってくれる。オーンブルから出てくると、出口横の柱の陰にひっそり佇む本体の彼。見つけた時は「いたー!」ってより先に「あんたずっとここで……」と悲しい気持ちになってしまう。
裏解体の小説では見事な吸収マニアと化し、タンザーですらその標的に。一リージョンとなっている奴を吸収しようというその心意気、見上げたガッツよの、と賛辞を送り倒したい。
しかしなぜに彼はIRPOに入隊したのか。いろいろ考えると想像が膨らみます。
あと、メサルティムを怖がらせないであげて。プレイヤーからのお願い。
[関連項目]
コットンドールヒューズメサルティムラビットレン

【し】
・ジーナ[ヒューマン]
ファシナトゥール・根っ子の町に住むお針子。アセルス編ストーリーテラー。
どちらかと言えば地味なお嬢さんなんだが、冒頭からすごいことをやらかしてくれる。なんと十七歳乙女を「王子様」と思い込んでいた。いや、これはジーナが悪いんじゃない。ジーナはきっと服を縫いながら「このサイズ……きっと王子様が……」と憧れていたに違いない。なんて罪作りなアセルス様。
終盤ではグリフォンに飲み込まれることもあるものの溶けず。普通胃液で溶けないか。
やはりファシナトゥールに住む者。ヒューマンとしても一味違う。
[関連項目]
アセルス

・獅子姫[妖魔]
オルロワージュの四十四番目の寵姫。名前の由来は44→獅子。
褐色の肌、金色の髪をしたバトルタイプの寵姫。金獅子の剣という己の名のついた剣を持っている。
イルドゥン曰く「人間だった頃から優秀な戦士」、「寵姫になってからは自分たちをも超えるほどの強さになった」とのことで、どうやら黒騎士でも一目置くほど強いらしい。しかも、妖魔なのに剣技も使える。向かうところ敵なしと言ってもいい。
そしてその反面、内面はかなりの乙女であることが発覚。オルロワージュに無償の愛を注いでいると言っても過言ではないと思われる発言の数々に、面食らったプレーヤーがここに一人。そんなに乙女モード全開でいいのか。
金獅子戦後のあの発言は正直、オルロワに対するのろけにしか聞こえない。
[関連項目]
オルロワージュ金獅子

・白薔薇姫[妖魔]
オルロワージュの四十六番目の寵姫。名前の由来は46→白。
歴代寵姫の中で優しさがトップだからか、はたまたアセルスに惚れこんでしまったからなのか、ファシナトゥールを脱出するアセルスにくっついて追われる身となる。
メサルティムの一件で垣間見えるその性格は情深いもので、しまいにはアセルスが脱出できるよう、一人闇の迷宮に残り……献身的すぎて泣けてきます。その引き換えがカブだったところがまた泣けてきます。そりゃアセルスも笑ってしまうわな。
エンディングでは人間・半妖だった場合はいいものの、妖魔エンドだった日には報われない度120%で、これまた泣けてくる。いなくなった白薔薇のこと、ときどきでいいから思い出してください、アセルス様。
主に妖魔世界のことやアセルスが半妖となってからの云々を教えてくれるが、棺の中で眠っていてどうしてそれだけ詳しいのだろう。それから、頭の薔薇はどういう仕組みなのだろう。それが疑問。
[関連項目]
アセルスオルロワージュメサルティム

【す】

【せ】
・セアト[妖魔]
ファシナトゥール・三貴士の一人。モデルは白こうもり?
彼はすでにキャラとしての格が違う。アセルス編しょっぱなから白薔薇姫に行動を疑われ、オルロワにはおしおきされ、白薔薇奪還のため差し向けた部下はそろって敗退、自らアセルスと対峙するも敗退・消滅、それでもしぶとく意識を残して「吸わせろ」→完全消滅。とどめの一言がゾズマの「見苦しい妖魔だったね」。ここまで輝かしいほどかわいそうなキャラってそうそういないと思う。
個人的にアセルス編は、アセルスの数奇な運命を描いたストーリー及び、セアトのサクセスロード挫折と転落、その末路を描いた非常に社会派な作品だと(笑)
野望は抱かず、謙虚に生きていきましょう、そうすればきっと幸せになれる。それを彼は己の生き様をもって教えてくれるわけですね。
針の城の連中の会話がまた悲しい。褒めてくれる人、誰一人としていない。いったいどれほど嫌われているのか。
嗚呼、悲しいかな中間管理職。だけど鎧は猫耳モード。
[関連項目]
イルドゥンオルロワージュゾズマラスタバン

【そ】
・ゾズマ[妖魔]
ファシナトゥールの元黒騎士筆頭。モデルはこうもり。
経歴を見れば立派なものだが、それもすべてかすんでしまう脅威の衣装「ボンテージ&星ニプレス」に身を包む 変態 上級妖魔。サイドが全て編み上げになったズボン、股間まで支えるベルトもおしゃれポイント。
「言ってみな、好きだって」という台詞もあいまって、セクシー通り越してポジション:イロモノにいる彼だが、意外や意外(?)仲間になるキャラの中では初期HP最高値。邪術なんて、敵モンスターしか使えない術も所持している。
強い奴ほど変なのが多い、というのが妖魔の定説なのか、例に漏れず彼も変である。
エミリア編でもラムダ基地を引っ掻き回し、アセルス編ではファシナトゥールを引っ掻き回す。やりたい放題とはこのことか。その割に傍観者という位置。
そのせいか、数多い名台詞も全て色あせ、今日もひたすらマイウェイ暴走中。彼の明日はどっちだ。
[関連項目]
アセルスイルドゥンオルロワージュセアトラスタバン