【あ】
・アセルス[半妖]
シュライク出身。永遠の十七歳。(ちょっと羨ましい)
おばさんと二人、平穏に暮らしていたのに、ある日突然妖魔の馬車に轢かれ、偶然血が混じったせいでこの世でたった一人の半妖にまでなってしまい、挙句の果てに娘としてファシナトゥールくんだりまで連れてこられ……と何がどうなのか、というぐらいややこしい人生を歩む。
レッドとの「アセルス姉ちゃん」に代表される一般人の過去あり、白薔薇姫との百合まがいの逃亡劇あり、終いには妖魔になるか人間に戻るか、それとも半妖のまま生きていくか、他に類を見ない難しい選択を強いられることに。
世界で唯一オルロワージュを『オルロワ』と略す人。そしてお針子ジーナが気付かないほど胸がない。
その証拠にほら、酔っ払いのGさんが「ボウズ」って。
[関連項目]
イルドゥンおばさんオルロワージュ白薔薇姫ジーナゾズマメサルティム

・アニー[ヒューマン]
グラディウス三人娘の一人。二十三歳。乳がでかい(レッド談)
養女に出た妹の病を影ながら治してあげたり、引き取り手のない弟の心配をするなど、意外と面倒見のいいお姉さん。その性格はエミリア編やレッド編でも出ていてかなり好感度は高い……が、すれた生活のせいか、お金に細かい。きっとグラディウスの会計係は彼女だ。
オフィシャルのイラストを見ていつその手に持った鎌を使ってくれるのか楽しみにしていたが、ついぞお目にかかれず。でも、使ってたら使ってたで「怖い女」の代名詞になっていたと思う。
[関連項目]
エミリア富豪の娘ライザルーファスレッド

・アルカール[ヒーロー]
サントアリオから来た、黒いファイティングスーツを身にまとうヒーロー。現役(ここ重要)
知っている人は知っているが、中身は四十九歳のオヤジである。でも現役(非常に重要)
四十九歳の男性がハードなヒーロー職を現役でこなしているのは、ひとえに中の人が人並みはずれた肉体の持ち主なのか、はたまたサントアリオは四十九歳の男性を現役で使わなければならないほど人員不足なのか。
後者だとしたら非常に厳しいサントアリオの実情が垣間見えて悲しくなります。
[関連項目]
アルカイザーホークレッド

・アルカイザー[ヒーロー]
サントアリオから来た、黒いファイティングスーツを身にまとうヒーロー……にいきなりヒーローにされたインスタントヒーロー。ファイティングスーツは金色。
とは言え、中身はレッドである。妙齢の女性のおっぱいを鷲掴み、エロ本を見て目標を忘れるレッドである。
しかしレッド編を通じて、そんなレッドがどんどんヒーローらしくなっていくのが見ていてまさに爽快。最後には完全にヒーローとして活躍。まさに身も心もヒーロー。
そうなるとアルカールの読みと試みは決して悪いものではなかったかと。正直無茶振りすぎるけどね!
ところでインスタントヒーローとなると、某ダグ●ンを思い出します。いえ、こっちの話。
[関連項目]
アルカールホークレッド

【い】
・イルドゥン[妖魔]
ファシナトゥール・三貴士の一人。モデルはカラス。
「宵闇の覇者」の二つ名を持つ、特訓と称してアセルスをびしばししごく鬼コーチ。起きてすぐ、戦い方も知らない半妖にがんがんモンスターをぶつけてくる容赦なき男。
本編でもかなり後ろ向きな発言、親友ラスタバンへの懐疑など変化していくさまが少しずつは見て取れたが、半妖エンドでのあの変わりっぷりにはさすがに度肝を抜かれた。
いったいどこで入れ替わったのか。いくら「ジーナ、君のおかげだよ」って変わりすぎだろうが。その前に口調違っとるがな。
だけど何だかんだ文句垂れながらも、アセルスについてきてくれる姿に、師匠心の深さを知りました。いい奴だね、イルドゥン。
[関連項目]
アセルスオルロワージュセアトゾズマラスタバン

【う】
・ヴァジュイール[妖魔]
ムスペルニブルの君主で世界一の暇人。別名『指輪の君』。モデルは不明。
金キラキンの宮殿に色んな仕掛けを作りつつ、テレビ番組の収録もしつつ、連携を見せてくれる奴らを(てぐすね引いて)待っている妖魔の君。クーロンからのシップを受け入れている辺り、かなり人間社会との接点も多いが、きっとそれも全て連携のため。連携に全ての情熱を注ぎ込み、マイウェイを暴走する男。配下の者からしたらきっと困った君主なんだろう。いや、そもそも配下なんているんだろうか。
連携は連携でも即興でやらないと文句は垂れるわ、椅子ごとグライダースパイクしてくるわ、その割に成功報酬が花火ってちょっと分が悪い。指輪は魅力的だけど。
ついでに「ヴァジュイールなんて知りません」って言うなり怒ってクーロン地下の自然洞窟のまたやっかいな場所に飛ばしてくれる。千年以上生きてるのに、それはちょっと大人気ないとは思いませんか。思わないんでしょうね、ご本人は。
相手を色んな場所に飛ばすのは得意なようで、時間妖魔のリージョンにも飛ばしてくれる。時間妖魔のリージョンから戻ってきた時もなぜかヴァジュイールの間の前にいる。いったい、あの筋肉魔人とどんな契約結んでるんですか。
[関連項目]
オルロワージュ時の君

・ウェズン[妖魔]
設定にだけ名前が出てくるファシナトゥールの妖魔。実力的には妖魔の君クラスだとか。
本編……? うん、本編には出てきませんね。名前どころか、そんな者がいた気配すら感じませんね。
しかしここは超私的人名事典。例え一言でも、本編以外でも名前の出てきたものは説明します。
ほら、あまりにもネタがなさすぎて、後半ただの雑談になっちゃった。
[関連項目]
オルロワージュ

【え】
・エミリア[ヒューマン]
元スーパーモデル。二十四歳。
恋人のレンを殺した疑いでちゃんとした捜査も裁判もなしでいきなりディスペアに投獄。彼女のついてない人生はここから始まった。助けられた相手がよかったのか悪かったのかグラディウスの一員として働くはめに。
マジカルバニー、ピンクタイガー、ソードダンサー、リーサルコマンドーと手を変え姿を変え、任務に奔走するコスプレ要員。度胸があるようで、どれもばんばんこなしていく様はもはや『恋人を殺された可哀相なヒロイン』ではなくなっていた。
特に仮面武闘会。あの時の彼女は絶対にレンのことを忘れていた。忘れていたでしょうエミリアさん。
[関連項目]
アニーヒューズライザルーファスレン

【お】
・小此木烈人[ヒューマン]
読み:おこのぎれっと
レッドの本名……のはずだが愛称の方が断然有名で、100質の質問にされるぐらい知名度が低い。
[関連項目]
レッド

・おばさん[ヒューマン]
どのおばさんといえば、アセルスのおばさん。赤い屋根のかわいいおうちに住んでいる。
両親を亡くした後のアセルスを引き取り、17歳までを育てしや。
ある日突然アセルスが行方不明になり、もう死んだものと思いきや、12年後に感動の再会!……にはならなかった。さすがに12年経って、髪の色違うのに当時の姿でひょっこり帰ってこられたら驚くわ。妖魔が騙そうとしてるとか言っても無理ないわ。
裏解体からすると、シュライクのあの本屋のおばさんでもある。
[関連項目]
アセルス

・オルロワージュ[妖魔]
ファシナトゥールの君主で同時に針の城の城主。別名『魅惑の君』『薔薇の守護者』など他多数。モデルは不明。
風もないのにたなびく髪の毛と衣服はどういう構造なのか。まずそれを問い詰めてみたい。
アセルスを馬車ではねた張本人であり、それと同時に彼女を半妖にした原因でもある。勝手に城に連れ帰って「娘だ」とか言うわ、その挙句戦い挑まれて喜んで?受け付けちゃうわ、まったく人騒がせな妖魔の君ですね。
しかしそれはこの方のしでかしてきたほんの一部で、本質は「寵姫99人」というハーレムっぷりにある。バトルタイプの方から心優しい娘さん、妖魔・人間問わず集めに集めて99人。しかも最初の姫には、転生してまで逃げたいと思われるほどの嫌われっぷり。それは男としていかがなものか。
それでも彼は今日も追いかけるわけですね。何だか涙が出てきました。
[関連項目]
アセルスイルドゥンウェズン獅子姫白薔薇姫セアトゾズマミルファークラスタバン零姫