The Mystery of "Madam Lament"
前回、終了まで四ヶ月かかった、長かったなんてほざいてたのはどこの誰でしょう。今回はどかんと六ヶ月かかってますよ……。
しょっぱなから「こいつは明らかに犯人やろ」と思わせといて全然別の人が犯人、というのはミステリでよくある手法ですが、それを目指して書いてどうにもわけわからんものになりました。あい申し訳ない。一応犯人に意外性はある、って犯人二人だし。一人は途中まで出てこないし。まあ、これもMaddyの精一杯ってことで甘い瞳で見つめてくだされば幸いです。
終わりとして考えていたのは、リュートとゾズマが謎を解く!だったんですが、それじゃあ捜査官二人は何なのよってことで、あくまであの二人には脇役に徹して頂きました。だけどほら、二人の協力がなかったら、きっと事件解決は難しかっただろうしね、ゾズ時裏話もできなかっただろうしね……ダメ?
すごい。これだけ言い訳まみれのあとがきも珍しい。
次回はもうちょっと早く仕上げる所存にございます。さて、本にできるのはいつのことやら。
The End of Memorable Winter
普段よりさらにどたばたと走り回るヒューズとサイレンス話でした。
ねいこ様から相互記念にイラストを頂けることになり「お、お返しー!」としたためていたのですが、またいつものように何だかんだと書き直しているうちに年越し。お渡ししたのは一月下旬。……遅いにもほどがあります。すみません。
最初に考えていた話をお蔵入りにして、ちょうど書き直し始めた頃、ねいこ様がセアトに萌えているという情報をキャッチし、意気揚々とセアトを組み込んでみたら、何だかかわいそうなことになってしまいました! でも個人的にセアトが反旗を翻すことになったのは、こんな出来事が積み重なってだったらいいなあ、なんて。
ゲーム中の彼の姿を見てるとあまりにも憐れで思わず涙が……とまではいきませんけど、イルドゥンやラスタバンに比べてあの言うことやること全てが裏目に出てしまうあのさまは同情というか、後ろからそっと見守ってやりたくなるような……そんな気持ちになります。
この話でもそんな状態なんですが、ちょっとだけセアトのかっこいいとこも、ということで戦闘シーンなど盛り込んでみました。結果として戦闘シーンを入れたせいでその後が余計憐れに見えるようになってしまったんですが、まあこれはこれ。
またいつか、単独でかっこいい場面満載のセアトなども書いてみようかな、なんて思ってます。
Drunk Witness
第二弾、ようやく終了です。長かったなあ。終了まで四ヶ月。
「作品はできてるのにー! 見直す時間がー!」と叫んでいるうちにあっという間に年をまたぎ、やっと見直せる時間があったと思えば「いや、ここはこうした方が……」と書きかえ、結局最初書いたものとは全然違うものになってしまいました。途中までアップしているだけに、大幅な路線変更はできないというのもあって、なかなか苦労した覚えが。でもこれはこれでいい感じがします。
さて、今回は花がポイントになったんですが。
実は酔芙蓉って生で見たことありません。ごめんなさい。
最初、アジサイで行こうと決めていたんです。アジサイって土によって色が変わるでしょ。
でもアジサイのトリックはもうこれでもか、というほどあちこちで使われているので、ほかに何か面白い花はないかと探していたら、酔芙蓉にたどりついたわけです。
実際に酔芙蓉を育てている、という方はもうすみません。いろいろおかしい点もあるかもしれませんけど、目をつむってください。お願いします。
と今回もあれやこれやの言い訳で終わってしまうことを憂いるMaddyであった……。
いつか「どーだ。おそれいったか」なあとがきが書けることを夢見ておきます。
The Adventure of the Aimed Man
初のミステリ(風味)話、お粗末さまでした。ちゃんとプロットも立てて、なるべくそこから脱線しないようにがんばったんですが……正直言って無理。
さり気なく副題も考えたんですよ。『向けられた刃』とかそんなの。ほら、よく海外ミステリを翻訳した時に日本語のタイトルがつけられるでしょう。"A Study in Scarlet"が『緋色の研究』とか。……考えてたんですけど、長くなりすぎるので諦めました。("Adventure"削ればよかったんだけど!)
でもそれ以前にサイレンスのキャラが……。色んなサイトを周ってると天然ボケのキャラなのかな?と自分でも思っていたんですがどんどん辛口なわけわからん奴になってしまいました。とりあえず、オーンブルの影サイレンスを参考にはしたんですが。参考にさえできてないよ。うーん、修行あるのみですね。
「何時の電車では云々」とか「この密室のトリックは云々」なんていう凝ったミステリはプロの方々に任せて、なるべくヒューズとサイレンスが動き回ってる話にしたいなあ、と思いましてこんなありがちなものになりましたが……。
この二人のコンビ大好きなんです。あくまでコンビとして、ですが。サイレンスがIRPOに入ったのにはヒューズが関係している、と解体真書でも書かれていてそれはそれで想像のしがいがあるんですが、うちではあくまでこの路線で通していきたいと思います。ゲームの中には見られない、普段の彼らの生活ってやつですね(うちはそんなんばかりですが)。
今度はもっとさらっとした短編で書いてみたいです。
まあ、この二人のことですから、安楽椅子探偵のように事件は解決できないでしょうが……。ドタバタとあちこちを走り回りつつ、気がついたら事件の核心に近付いてたよ! そんな迷捜査で(笑)