◆人名事典【せ】


▼セアト[妖魔]
ファシナトゥール・三貴士の一人。モデルは白こうもり?
彼はすでにキャラとしての格が違う。アセルス編しょっぱなから白薔薇姫に行動を疑われ、オルロワにはおしおきされ、白薔薇奪還のため差し向けた部下はそろって敗退、自らアセルスと対峙するも敗退・消滅、それでもしぶとく意識を残して「吸わせろ」→完全消滅。とどめの一言がゾズマの「見苦しい妖魔だったね」。ここまで輝かしいほどかわいそうなキャラってそうそういないと思う。
個人的にアセルス編は、アセルスの数奇な運命を描いたストーリー及び、セアトのサクセスロード挫折と転落、その末路を描いた非常に社会派な作品だと(笑)
野望は抱かず、謙虚に生きていきましょう、そうすればきっと幸せになれる。それを彼は己の生き様をもって教えてくれるわけですね。
針の城の連中の会話がまた悲しい。褒めてくれる人、誰一人としていない。いったいどれほど嫌われているのか。
嗚呼、悲しいかな中間管理職。だけど鎧は猫耳モード。
[関連項目]
イルドゥンオルロワージュゾズマラスタバン


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